こんな1日もあっという間に終わり、気づけばもう夕方だった。
今日は休んだから、明日は学校に行かなきゃいけないと思うと、自然に涙が出てきた。
今までの些細な嫌がらせと昨日のことで、美香はもうボロボロだった。
なにがボロボロなのかはわからないが、もうどうしようもないくらい辛くて、どうすればいいのかわからなくて、何かをしたところで何も変わらない気がしてきた。
誰かに相談しようとも、相談できる人なんていなかった。
かつては、日菜と詩乃のことを親友だと思っていたが、そんなことはなかった。
日菜と詩乃は単なるいつメンに過ぎなかった。
1人になりたくないから、とりあえず一緒にいる。
自分が1人にならなければ人のことを平気でいじめるのだ。