「先生ー他のクラスの人と組みたいー」

「あーいいぞーとりあえず遠足くりゃ」

、、、適当だなおい。
あ。岳と組めるじゃん。

「奈々!岳と旬くんと組もうよ!」
「お!いいねえ。旬くんと言えば学年のトップレベルのイケメン。最高。イケメンに囲まれるBBQ最高。」

よし。岳に言いに行く。
あれから、ちょくちょく話したり一緒に帰ったり。岳とは会ったりして確実に距離が縮まってお互い惹かれあっているのはわかっていた。しかし、私の過去については話していない。あんな重い荷物、あんなに明るく前を向いている人に
言えるわけない。言いたいけど、あの人の光に影を与えたくないの。