「、、、、、え？」

「俺の親父は大企業の社長で
しょっちゅう家には帰って来ねえ、母親はそれに愛想尽かしてよそに男作って出て行った。挙げ句の果てに俺をここに捨てた。今聞けば親父もよそで女に孕ませて。本当に最低の両親。まあ、今はまだ食わせてもらってる身で、何も言えねえけど。早く自立してえんだ。」

あんなにチャラチャラした容姿からは
分からない、決して見せない闇の部分。
なんとなく似ているような気がして。
近づきたい、もっと触れたい。そう
感じるの。

「くる、、、しい、、？」

不意に出た言葉。