「なっ、何…」




か、顔が近すぎるんだけど…!




無駄に整った顔が真っ直ぐに
私を見つめる。




近すぎて息遣いまで聞こえる。




こんなに近いとドキドキが聞こえちゃうっ




「ん~なんでもないっ!ちょっと嫉妬しただけ」




チュッと私の頬へキスをすると
何事もなかったかのように
キッチンを出ていってしまった。




「なっ、なんなのよ~!!!」




顔を赤く染めながら
虚しく叫んだのであった。