そう言うと珍しく佑聖くんは
すんなりと離してくれた。




あれ、珍しい……




「美璃、翔里のこと好きなの?」

「えぇ?!」



なんでいきなりそんなこと聞くの?!




「顔赤いけど」

「そ、それは」




今顔が赤いの佑聖くんに
抱きしめられたからに決まってるじゃん!




そんな恥ずかしいことは
絶対言えないけど…




てゆーかさっきから
佑聖くんちょっと怖い…

だって目が笑ってないんだもん。




「翔里くんのことはいい人だとは思うけど好きとかじゃ……………?!」




最後まで言い切ろうとすると
佑聖くんは数センチの距離まで
しゃがんで顔を近づけてきた。