キッチンに立っていると
佑聖くんがやってきた。




お腹空いたのかな?




「ごめん、もう少しでご飯出来るからもうちょっと待っ………きゃっ!」




突然後ろから覆い被さるように
抱きしめられた。




「どうしたの…?」




「あいつと知り合いだったの?」




あいつ?
あ、もしかして翔里くんのことかな?




「翔里くんのこと?それなら今日学校で初めて話したくらいだけど…」

「ふーん…」




えっ?えっ?なになに?
この沈黙は?!




てゆーかそろそろ離してくれないと
料理が出来ないんだけど~!




「佑聖くん離してよっ」