そんな光景を微笑ましく見ていた。




「とりあえずこいつら退かすか」




隣で佑聖くんは呆れた顔しながら
2人をママの腕から離した。




「ママってばはしゃぎすぎなのよ~」

「久しぶりの我が家だから嬉しかったんだよきっと」




そうだよねっ




「おいっ李苑、紫苑起きろ」

「「……………」」




佑聖くんが2人を揺すっても
起きる気配はなかった。

2人ともぐっすり寝ちゃってる…




「ま、こいつらはここで寝かしとけばその内起きるだろ。それより俺は亜胡さんを部屋まで運ぶよ」




「うんっよろしくね」




佑聖くんはママをおんぶすると
部屋まで運んで行ってくれた。




「私も部屋戻ろうかなっ」




2人に布団をかけ
部屋へと戻った。