彼女の席は、窓側の後ろから5番目だった。
友達が誰もいないので、席に着くと暇で仕方がなかった。
時計をチラチラ見ながら、でもこういう時に限って、時計の進みは悪い。
10分くらいたった頃には早く来すぎたことを後悔した。
早く友達をつくらないと、という焦りと共に。