ミドリハウス

青春・友情

ruris/著
ミドリハウス
作品番号
1194939
最終更新
2015/03/28
総文字数
2,352
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
9
いいね数
0
「私は自分の両親を尊敬できないの」
今日までプリントの受け渡しの時にしか喋らなかった後ろの席の緑川恭子は、放課後立ち寄ったファーストフード店で、優雅に肩口で切り揃えた黒髪を細い指先でかきあげながら、言った。
「もう家にはうんざりなのよね。そこでね、ログハウスを作って家出しようかと思ってるの」
「え、家出? ログハウス? 作れるものなのそれ?」
何に驚いていいかわからない。
ただでさえ、昨日まで特に仲良くしたことがなかった優等生で美人のクラスメイトから唐突に放課後誘われただけで面食らっていたのに。

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