「ふふ…頑張るよ、わたし!だって先輩のこと好きだからね!ありがと〜奈美」



自分の恋を応援してくれる友だちがいるのって幸せだな。




ギュッと奈美に抱きつく。





「ちょ、恥ずかしいからやめなさい、暑い」




そう言われてわたしは奈美から引き剥がされる。




「はーい♡ あっわたしなんか喉乾いた!自販機行ってくるね」




「うん。いってらー」



奈美の返事を聞いてから、




わたしは財布を持って教室を後にした。