自販機に近づくと、ジュースを買い終えた先輩がこちらへ振り返った。




「!」





「先輩!!奇遇ですね、こんなところで」




びっくりしてる先輩をよそに、自然と顔が緩んでしまう。





奇遇じゃなくて、運命かも……なんてね。




「おお、そうだな」





「金曜日以外の日に会えるなんてわたしめちゃくちゃ嬉しいです!!先輩不足で死ぬとこでした!」





「いや、そんなので死んじゃダメでしょ」




「わかりました、死にません!」






「…ふっ単純」