この“痛み”のわけを彼には知られたくなくて…


でも、彼は全て知っているような気がして…


私は気持ちを口にするかわりに、彼の首筋に腕を回してキスをねだった。


すると彼は、私の首筋に顔を埋めながら、小さく何かを呟いた。