『次、会うことが出来た時に呼んで。』


口唇を少しだけ離し小さく呟いた彼に私は頷くことができなかった。


『じゃあ、また…。』


そうして私から離れた彼はゆっくりと歩きながら、闇の中へと消えていった…。