『ルゥ…』


囁くように呟いた彼に私はコクリと小さく頷いた。


『俺は、コゥ…。』


私はじっと彼を見つめた。


『コ…っ…』


そして彼の名前を口にしようとした瞬間、


私の口唇は彼の口唇によって塞がれていた…。