「あ、俺は、見習いの
三田奏多です!23歳です!

店長と良さんのアシスタントが
業務です。

あ!独身だけど、
店長みたいにあざとくないです!!」

そう言って笑ったのは、
優しそうなお兄さん。

っていうか、
みんな美男美女だな。


いるとこにはいるんだなー、
こういう人たちが。


「私は別にあざとくないよ。
ただ責任者として…。」
店長が反論する。


あざとくって?


「もう、だって新がぷりぷりしてんじゃん!」

ん?
三田さんが言うので、
佐々 新を見たら、
ふいっと顔を逸らされた。


むかっ。
何今の。



「俺、まだ厨房でやることあるんで、
チカは上で夕食の準備をお願いします。」

そう言って、佐々 新は、
厨房へと戻って行った。