─ ピピピピッピピピピッ……


私はいつものように目覚まし時計で目覚めた。


『ふわあぁぁ...もう朝かあ~!!』


あたしは私服に着替え、下へ降りた。


「あぁ。陸ちゃん、おはよう。」


『あッ!おじさん、おかようございますッ』


「陸ちゃん?
おじさんじゃなくてお父さんって
呼んでくれないか?

ウチの家系は男しかいなくて
龍も海(カイ)も親父って呼ぶから
昔っからお父さんって呼ばれるのが
夢なんだよ~ハッハッハッハ~」


『海って・・・?』

「あぁ。言っとらんかったかな?龍の兄だよ。
昨日は~…友達の家に泊まってたから
今日わかえってくると思うよ~」


『あっ・・そうなんですか~』



―ガララララ
「あ。陸おはよ。」


『あッ!龍おはよっ!!!!』

よしッ!!
ちゃんと龍って呼んだぞ!!


でも…
今日もアイツとすごすのか・・・・
疲れそうだな……



「ってかさ、なんでお前私服なわけ??
制服どーした?」


『あああ!!!!!!!
わッ…忘れてたあ~!!』


「ふっ」

また笑う…(泣)

そんな場合じゃないやッ!!

『ちょっとあたし制服着替えてくる~!!』


―タッタッタ・・・

あたしは着替えに上へ上がった。