もういいしッ!!
その辺あるいてたら着くでしょッ☆


絶対だれにも頼らないもん!


そんなことを言っていたあたし、
こんなことになるとも知らずに…


― 2時間後


もう東京とか建物ありずぎ、
迷路みたいじゃぁ~~~ん↓



― さらに2時間後


あ!ここっぽいかも!あ!ここだ!
もしかしてあたしって天才だったり!?



ピンポーン♪



― ガラララッ



「おぉ~もしかして陸ちゃんか?」



『はい!そうですけど……
えっとここでお世話になりますッ☆高橋陸です』



「あー、あいにくまだあの馬鹿むすこは
帰ってきてないんだけどなっ!」




『ぇっ?!馬鹿息子って…
女の子じゃないんですかッ?!』



「えっ?聞いてなかったのかね??
陸ちゃんのお母さんにはいったんだけどな。」



『ちょ…ちょっとまってくださいね。』



あたしは急いで電話をかける………



プルルルルルップルルルルルッ



―ガチャッ



「もしもし?お母さんだけど陸?どう?
そろそろ着いたってとこかしら?」



『着いたけど……
ここの家の子男の子ってどういうこと?!』




「だって……陸せっかく可愛いのに、
恋しないともったいないじゃない?
それに、陸はもしお母さんが、
一緒に住む同い年の子は男の子だよ。
って言ってたら絶対来なかったでしょぉ~?」




『そ…そんなこといったって…』



たしかに、あたしの友達は、
あたしを可愛いって言うけど…
自分では普通って思う。
ってかそれに、
一緒に住む同い年の人が男って言われたら
絶対なにがあってもお母さんについていってた。




「じゃ、お母さんお父さんと
飛行機の中だからラブラブしてくるわね♪




パパたら空港まで迎えに来てくれたのよ~♪♪
じゃあね。」




ブチッ………プーップーップーッ




なんだよ……かってにきりやがって~!!

次の出来事は、あたしは悪夢だと思いたい。