『でも…
もう荷物おくっちゃったんじゃぁ、
後には引けないよね……』


独り言をいいながら電車に乗り、




あたしの地元の北海道から新幹線で
何時間かかったのだろう





まぁ、それなりの時間をかけて
あたしは東京までやってきたのだ…



やっぱり都会だなぁ~……
と思いながら地図どおりにあるいていくあたし……



もしかしてこれって………





『ま……ま……迷子ぉぉ~~????』





あとになって知ったのたが……この地図は昔の地図で、





今はだいぶかわってしまったらしい……





最悪だよあたしすんごい不幸じゃん…





『もう!!どんだヶ~~~↓↓』





叫んでも意味が無いってことは自覚していたが、
どうしても叫びたかった。



いい所に男の人がいた。高校生……ぐらいかなッ???





よし!高橋 陸!
勇気を持ってこの人に話しかけてみます!!!






『あ……あのぉ……すぃません……
ここってどう行ったら行けるんですか??』





「あ゛!?ってか何?それって逆ナンだったり?」







『はぁぁっ!?そんなのありえないし!』






あたしの前に立っている男は、
そう言うとあたしのほうをみてクスッと笑う。







なんか、むかつくんですけど……。






「つぅかお前……
この辺では見かけねえ奴だよな
……もしかして家出?!」





『はぁぁぁっ?!あんたには
……関係ないでしょっ!ってかちがうしっ!』







「まぁ、どうでもいいけど……
じゃ、俺急ぐから。」





あ~ぁ、わけわかんなぃ。




あんな人に聞くんじゃなかった……。