「よし! じゃあ2人とも仲直りしたし、バレー見に行くか!」

「そうだね」

どこからか、連夜先輩と鼎先輩が出て来た。

「…お前ら、今の見てたのか?」

会長がそう言うと、

「最初から、バッチリ見てたぜ! な、夏樹?」

「うん。会長、面白かった」

ニッコリ笑いながら、言う2人。

「アハハ」

そんなやり取りを聞いていて、なぜか笑えてきた。

「夷隅、お前まで笑ってるな!!」

会長が凄い剣幕で言う。

「逃げろ〜!!」

連夜先輩がそう言いながら、私の腕を掴んだ。

「魅夜、夏樹、急ぐぞ」

連夜先輩はそう言って、会長から逃げた。

「お前ら、待てー!!」

会長が追い掛けてくる。

やっぱり、楽しいな生徒会……。
つくづく、そう思った。