「なんで、そう思うんですか?」

「会長とクイーン、最近話してないだろ?」

見透かされてる…。誰かもきずかないと思っていたのに……。

「連夜と那智だってきずいてる」

本当、先輩たちは凄いな。

「……わからないんです。会長が何を考えてるのか」

弱いところを見せたり、急に強引になったり。

あげくのはてには、あんなことまでされた。

「そっか。だけど、会長を嫌わないでやってくれ。強そうに見えて、以外と弱いから」

深く追求しないでくれた鼎先輩。なんだかんだ言って、会長と私のことを心配してる。

「優しいですね、鼎先輩」

そういうと鼎先輩はニッコリ笑った。

「仲直りしろよ?」

と言って、木の陰から何かを引っ張りだした。