「これで、歓迎会を終了します」

やっと、終わった。

「魅夜、大丈夫…って、跡残っちまったな」

連夜先輩が悲しそうに言う。私の首には、赤く跡が残ったのだ。

「こんなの平気です。そのうち、消えますよ」

「そーだな…」

納得したように連夜先輩は、頷く。


「魅夜ぁー! 生きてる!?」

突然、弥生が叫びながらやって来た。

「生きてるって……、生きてるよ」

どんな質問よ……。

「よかったぁー。1年ほとんどの人が魅夜を狙ってたから……。本当によかったよぅ」

涙目になりながら、弥生が抱き着いて来た。