〜零Side〜

《続いて、我が高が誇る生徒会唯一の女。それも超美人だぁ。夷隅 魅夜!!》

そんな司会の紹介に数秒遅れて、魅夜が登場した。

ヤベー……。想像してたより、全然綺麗だな。

そんな魅夜の格好は、白と青を基準とした落ち着いた感じの服だ。
これがまた、似合ってんだよ……。

《そんな魅夜さん、最後に極上の笑顔をどうぞ!!!》

……ぬ。これは、見なきゃ損だろ。

俺は舞台裏に設置されている、中継テレビでそれを見ることに。

最初は困った顔をしていた魅夜だったが、次の瞬間、ニッコリと笑って見せたのだ。

これは、ヤバイぞ。

絶対、ライバル増えたわぁ……。