「テメェなあー……」

零がイラついて、クリスにつかみ掛かろうとした。

でもそれは、クリスの一言で未遂に終わった。

「魅夜、見つかったヨ!今、○○病院に輸送中!!」

………は?

「お前、どうやって……?」

「んー?企業秘密ダヨ」

ニッコリと笑うクリス。

俺は、コイツが一番怖いかも知れないと思った……。




クリスのお陰で魅夜は無事に見つかった。
でも、病院の病室で気を失っている魅夜を見て、言葉を失った。

「これは……!」

「なんつー事を…」

相楽さんと咲也さんも、魅夜から目を反らした。