「そういうことも有りますよ。それよりも今は、魅夜様を連れ戻さないと…」

相楽さんは腕を組んで考え始める。




「相楽、南。クリス?と、誰だ?」

そこへいきなり、魅夜の親父さんが登場した。

……ヤバくねぇ?

「魅夜様の御友人だそうです。面会を希望されていますがどうしましょうか?」

相楽さんはつっかえる事なく、スラスラ言う。

流石、万能執事!!

「…会わせてやれ。それが終わったら、私のところに連れて来い」

そう言うと魅夜の親父さんは踵を返して何処へ行ってしまった。

「あっぶな!!」

「けど、どうすんの?」

クリスはため息を漏らし、夏樹はこれからの事を考えている。