「どうして?そんなの簡単よ」

早紀はその問いに嘲笑うかのように答えた。

「あんたに復讐するためよ、魅夜」

頭が真っ白になった。
親友だった早紀。ずっと会いたいと思っていた。

でも、こんな形で再会するとは思っていなかった。

「私はあんたのせいで、あんな目にあったのに。なんで、あんたはのうのうと生活してられるのよ!!!」

早紀のその言葉は、私の心に重くのしかかった。

…少し考えれば、解る事だったのに。

早紀は私と一緒にいたから、あんな目にあったんだ。

そう全部、私が原因だ。

「あんたにも、思い知らせてあげる。私が味わった苦痛を」