あんたに言われたくない……。と、思ったけど、めんどい事になりそうだから言うのは辞めておいた。



「此処です。降りてくださいね」

その後車に揺られる事数十分。
海の近くの倉庫のような所に連れて来られた。


車から降ろされて、倉庫の中に連れて行かれる。

「連れて来ましたよ」

中には7、8人がいた。

「お疲れ」

その中から、聞き覚えのある声が聞こえた。

顔を上げると、そこには……、

「早、紀……?」

数年前に比べて、少し大人びた早紀がいた。

「久しぶりね、魅夜」

早紀は私に近づいてきた。

「どうして、早紀が……!?」