「真琴ちゃん…?」


麗子がぼうとしている真琴の顔を見る。


「あっ……!?」


「大丈夫よ。真琴ちゃんは沙智さんのところに帰らなくていいの。私たちのところにいていいのよ。」


そういって優しく包む。


「私…迷惑かけてばかりですね…」


「あら…何言ってるのよ。私たちの子供だもの。迷惑なんてじゃんじゃんかけなさい。」


そう言い笑いながらリビングへと戻る麗子。


そのあとを追う真琴。