「月陽ちゃんと月琉ちゃんから言われたんだよね。」
「何を?」
「この子の名前。」
真琴はお腹をさすりながら言った。
「あー……由来とかな。」
「そうそう。やっぱり名家だから気品とか…いる?」
真琴がそう聞くと京雅は静かに笑った。
「ふっ…いいよお前の好きにしてこの家そんなの関係ないだろ?月陽とか気品あふれてねぇし…」
「私の好きにって…一緒に考えてくれないの?」
「はぁ?考えるに決まってんだろ!あほかどこに自分の子供の名前考えない親がいる!」
京雅はそういい真琴を抱きしめた。
「お前の好きにしろってことは気品があってもなくてもいいってことだ。」
「…///ありがとう…。」