聖十が帰ってから二人は部屋でゆっくりしていた。


「でも、驚いたなぁ~…麗桜さんがお兄ちゃんの婚約者なんて。」


「俺は不安でたまらないんだが?」


「だけど一応、元婚約者じゃん。」


「あのなぁ…お前今何言ったかわかってるか?」


京雅は椅子から立ち上がり真琴に近づく。


「…え?」


そして、京雅の顔が近づいたとき、


「あっ!そういえば。」


「・・・・。」


「何渋い顔してんの?」


「…別に。」