「っ……ありがとうっ」 これ以上にないってくらい満面の笑みで笑った。 瞳にいっぱい涙をためて、私は今大好きな人の隣にいる。 生きててよかったって、初めて思えた。 あの日、あの学園にいなかったら私は一生楽しくもない人生を送っていた。 あなたがいたから生きていられた。 あなたがいたから、私がいる。