覚悟を決めて固く目を閉じた。


〝ちゅ…〝


とても優しい唇の感触が、ほっぺに…。


ん?ほっぺ?


「京雅?」


「いやそうだったから…。人前ではいやだろ?」


「え…あ、うん…ちょっと…」


「てことだ。真琴、幸せにする。」


京雅はそういって指輪を私の左薬指にはめた。