「真琴…待たせてごめんな。」


京雅は強く真琴を抱きしめた。


「っ……。」


嬉しくて、嬉しくてずっとこの日を待っていた。三年…。


やっと大好きな人をこの手で抱きしめられる日が来たのに、


なんだろう…この悲しいきもちは。


「京雅、嶺上花家は?」


拓馬が言う。


「その話はあとでする。とりあえず中に入ろう。真琴が熱中症になる。」


(((((将来嫁馬鹿になるぞこれ…っ!!!!!)))))