「はぁはぁ…っはぁっ……。」 人生一番の走りだったに違いない。 今なら50メートルも7秒台行けるかも…なんて。 (バカバカっ……) 「ばかっ…!!」 大通りを抜けて細い住宅街を通ると近道。 抜けた先に見えてくるのは豪華の校舎。 「あっこら君っ!!」 門に立ってるおっさんを無視して校舎に乗り込む。 私服の私。 どこにいるかもわからない人をこんな広い学校で見つけられるはずがない。 だけど…見つけなくちゃいけないんだっ!!!!