「真琴ー?」
次の朝、お義母さんが様子を見に来た。
「……。」
「真琴。入るわよ?」
そっとドアを開け入る。
「真琴…いつまで泣いてるの?」
かぶっていた布団をはがされた。
「……。」
黙って睨む。
「はぁー…っ。辛いこと、あるってわかるけどあなたは今乗り越えられなくてはいけないのよ。」
お義母さんは私の頭のそばに腰を下ろした。
「……。」
「京雅だって、拓馬だってあなたを心配してたの。毎日あなたの居ない時間に訪ねてきてね…」
「京雅、毎日あなたに会いたいって言ってたの。」
「…っ……。」
「すき…なんでしょう?どうして昨日あんな……。」