「真琴ちゃん!」


ソファに座っていたのは理蘭学園副会長の鳳 拓馬だった。


「た、拓馬さんっ!?」


「どうして!?」


驚きを隠せず目を見開く。


「いや……あのさ…。」


拓馬はどこか気恥ずかしそうに頭をかく。


「?拓馬さん?」


「やっぱり京雅が言うべきだと思う!!」


「知らねぇよ…。」


そう言って奥の部屋から出てきたのは、


「っ…きょ………が……?」


「真琴…。」


逢いたくて、会いたくて仕方のなかった私の大切な人。