「それより、お前がさっき言ってた京雅ってあの、蓮王寺 京雅か?」
やっぱり有名なんだなぁ。
「……うん。」
「ほぉ~やっぱすげぇな。お前家もでかいし。」
「そんなことないよ…。」
「でもなんでお前…「こらそこうるさいっ!!!私の授業真面目に聞きなさいよねっ!!」
「へぃへぃ。わぁーたよマユパン。」「その名前で呼ぶなぁ~!!!」
秋とマユパン…こと所木(ところぎ)まゆ先生が話している間に私はどう拓馬さんに連絡を取ろうか悩んでいた。
確かに無関係ではあるが、父が理事長を勤めている学園の生徒なため会わない…というのは難しいのだ。
まだ、彼らの前から去って会ったことはないがいつ会えるのかわからない。
それに…京雅のことがどうしても気になるのだ。