「会いたかったっ!!」


「は、はなみ…龍宮さん…。」


気付いたんだ。私は今関係ない。


馴れ馴れしく「華南椰」なんて呼べないことを。


無関係ってこんなにも寂しいものなんだって……。


「嫌よ…っ前みたいに華南椰って呼んでっ…私の名前を呼んでいいのは真琴だけなんだからっ!」


華南椰は泣きながら言う。


「ど、どうしてここに?」


「逢いたくて来たのよ…真琴が元気かどうか…。あなたのいない学園なんて悲しいだけよ…。」


(そうだ…!!)


「京雅は!?京雅はどうしてるの!?」


「大丈夫。戻ってきたわ。」


「そっ…か…良かった…。あ、私のことは?」


京雅のことだから私が転校したって言ったら乗り込んでくれるかも…。