朝日が照らすベットの上。 私はいつもより早く起きていた。 「…。」 いつもなら清々しい朝なのに、今日はすこし悲しい朝。 制服、ではなくて私服に着替える。 いつものようにお義母さんが作る朝ごはんを食べて、歯を磨く。 いつもの朝…。 だけど、どうしてだろう…。 心に穴があいてる…。 好きな人がいないってだけでこんなにさみしいのかな…。 ごはんを食べ終わって歯を磨き終わると真琴は自分の部屋へ吸い込まれるように戻った。 それを麗子は見て、すこしため息をついた。