「見栄を張らなくてもいいのよ真琴?」


「だーかーら違うってば!!」


授業中というのにうるさくする後ろの三名。


だけど注意をされない。


そう思ったとき後ろのドアが空いた。


〝ガラッ〝


とたんに教室に居る全生徒が後ろを振り向いた。


「あれ…?」


「京雅!?」


「な、なんで…。」


京雅は不機嫌そうな顔をして真琴の前に立った。


すると、


「来い。」


そう言って手を引っ張った。


「えっ!?ちょ、京雅ぁ!?」