亜季斗が言った言葉に麗桜は涙を溜める。
「っ…そんなことないですわ!!叔母様は…叔母様はわたくしを一番に考えてくれましたのよ!!それは京雅さんだけじゃなく、皆さんもご存知でしょう!!」
麗桜はそう言って泣き崩れた。
「…俺にはお前が大事にされているって思えなかったけどな……。」
「………え………」
「愛されている奴は人に優しくできると思うんだが…。」
京雅はそう言って生徒会室を出て行った。
「俺もそう思います。嶺上花先輩。」
「僕もー。」
亜季斗と亜季夜も京雅についていく。
「ドロドロ僕苦手なんだよねー。万桜ちゃん行くよー。」
「えっ?れ、黎音様?お待ちください!!」
黎音は万桜を連れて出て行った。
「僕も思うよ。君の心は君にしかわからないから…。真琴ちゃん授業に遅れるよ。」
「あった、拓馬さん!!………麗桜さん、私…この業界のこととかなにもわからないですけど…麗桜さんいい人だと思うんです…。……じゃ、失礼します。」
真琴はそう言って拓馬のもとへ走った。