「お黙りなさい!!今も昔もprincessは麗桜様お一人です!!」


女生徒軍のひとりが声を上げた。


「何言ってるんだか…。前理事長なんて力もなにも持ってないのに。」


亜季斗が言う。


「そんなわけ無いでしょ!!わたくしの家は由緒正しき家柄なんですのよ!!」


「あの……。こんな言い争い…やめません?」


真琴が口を開いた。


「…あなたに何がわかるって言うんですの……?」


冷たく、刺さる言葉だった。