「あの……」


「ん?」


「養子のこと…黙っていてすいませんでした…。」


「あぁ、そんなこと?誰にでも秘密はあるし、大丈夫だよ。」


拓馬の笑顔が月明かりに照らされて一層優しい笑になる。


「京雅さんだって…」


「京雅はそんなこと気にしないよ。そんなこと気にしてたら会長なんて務まらないって」


「…はぃ…」


「あ、あの…お話って……?」


「真琴ちゃん……僕の彼女にならない?」



「………えっ………?」