「た、拓馬さん!?」


慌てて真琴は拓馬を止める。


「えぇ。構わないわよ。全員分の部屋あるし。」


麗子は満面の笑で答えた。


「やった!麗子さんの家に泊まれるなんて僕光栄です!!」


亜季斗が言う。


「亜季斗さんて……」


「亜季斗は一生結婚しないだろうね。」


拓馬は笑いながら言った。


「じゃぁ、まずは女の子から部屋を案内するわね。」


麗子はそう言って万桜を連れ出した。


「あ、私も行く!!」


真琴は急いで追いかけた。