「大学生…」


「あれ?でも真琴先輩が養子ならお兄さんも養子なんじゃ?」


亜季斗が聞く。


「あ。違うの兄は…。大学の寮に泊まっててね。養子ではなんだ。」


「じゃぁ兄弟でも無くなっちゃうんじゃないの?」


「そうなんですけど…。お互いそっちのほうが色々都合がいいんで。」


急に真琴の口調が変わった。


「そうなんだ…。」


「あの…先輩方?あまり干渉するのは…」


万桜が言う。


「あ、そうか…ごめんね真琴ちゃん。」


拓馬が謝った。


「いいえ…そんな。」