‥気まずい雰囲気になってきたな。

「で、何か用?」

あたしはコイツの無言にイライラし始め、少々怒り口調で問い掛ける。

「図書室行こうよ」
「嫌」

何なんだコイツは。
コイツの元へ行った所で陸な事がないのは目に見えている。
あたしはMじゃないんで、もっと他の可愛い子を当たれ。

「‥いいから来いよ」
面倒そうに、コイツは吐息を零しあたしを引っ張った。
口調が乱れてんな。怒ってんのか?

存分に抵抗してやろうと思ったが、後々面倒な事になるのは解ってる。
ああ、めんどい。


大人しく、静かに着いていくと図書室へ到着した。
放課後だからか、今は誰も居ないらしい。


中へ入る事を催促され、渋々入ると腰掛けに座ってと言われる。


「‥で、何の用?」
あたしは腕を組み、後ろにいるコイツに問い掛ける。