「え…」


相園に…好意?

好意…


こうい…


…恋。



ボッと顔が赤くなったのが自分でもわかった。


「ほらねー!人のこと言えないじゃん!」


「違う!俺が好きなのは…」


「は?
本城って、他に好きな子がいたの?」



…しまった!!


「お…俺はバスケがすきだ!一筋だ!」


「…?まあそうだね。」


「あっ、ゆう、茜ちゃん!今から宿泊施設の利用の説明が始まるからきて!」


相園がビーチに降りてきた。
探してくれていたらしい。


「「はーい」」

幸い、倉田もさっきの話をあまり気にとめていないようだった。