俺は最近スリーポイントシュートの練習をしている。

まだまだ成功率はそんなに高くない。
だから、試合の前までには成功率を少しでも上げておきたいのだ。




暑いせいか、頭がぼーっとする。





「集中しないと…」






フラっ…

俺の視界が傾いた。


バタン!!


「えっ、ゆう!?」


相園が近づいてくるのがわかる。


「どうしたの!?ゆう!?わかる?」


ペシペシと俺の頬を優しく叩く相園。


「あ、いぞの…」


「おい悠斗!?どうしたのか!?」


猛の声がする。帰ってきたのかな。


「倒れちゃったの!熱中症かな!?」