もうすぐ出発しようとしている みどり の前で、不甲斐なかったが、俺はずっと泣いていた。 首には、みどりからもらったネックレスをつけて。 「みどり…みどり!転校なんてしないでよ! みどりがいなくなったら…おれは…!」 「…ゆう、だいじょうぶだよ。泣かないで。」 またいつか会える日がくるから────