入学して2日目の朝。

私はこれから真紀と待ち合わして登校することになった。
学校についたらもう誠と夢斗はいた。

「おはよー!…誠、夢斗…//」

心の中だと呼び捨てでいけるんだけど、いざとなるとなぁ…恥かしい…!

「あ、おはー!花!真紀!ほら、夢斗も。」

「うぃっす、花。真紀。」

え!ちょ、ちょ、ちょ!ちょっと待って!二人ともさり気なく呼び捨てだったよね?なんか照れるんだけど…///

「顔赤いよ、花?あ、わかった〜呼び捨てだったから照れてるんだぁ〜かーわいぃ」

「ち、違うよ!別にそんなんじゃないよ!ちょっと気温が高いから熱くなってるだけ!」

「花。」

え。今、誰…って夢斗が?私を…。

「な、なに?夢斗…///」

やっぱ言うの恥かしい!

「お前、ボタン全開だぞ。」

「へ?…あ!ほんとだ!ありがとう!夢斗!!」

わー!恥かしい!今日は恥かしいの連続だなあ…。

「あ!そうだ!誠と夢斗、LINEしてる?よかったら交換しよ!」

真紀がそう言ったから、二人とも携帯を出して、交換した。

「ありがとう!じゃあ俺トイレ行ってくる。」

誠がそう言うと、真紀が追いかけるように、

「わ、私も行ってくるね!」

と言って行ってしまった。たぶんあの感じじゃ喋りに行くんだな。

と、思って笑っていた。その時、夢斗がずっと花を見ていたことを花は知らない。