次の日、数学の授業をしていた時、私は問題がわからなくなりあえて夢斗に聞いてることにした。

「夢斗〜、ここわからなくて…教えてくれない?」

私だってわかってる、ぶりっ子みたいになったって…やってしまった…だけど、

「ん、ここはこーして……」

と、すごくわかりやすく教えてくれた。
だから私は次の問題も解いてみようと思った。

「よし、次のは………。」

「ふっ…お前わかんねーのか」

なに今の”ふっ”…なんかムカつく。
でも、

「ここはこーやってやるんだよ。」

って教えてくれたから許す…
こんなんで許すとかほんと私甘い…かな…。

「あり…がと…。」

なんか心臓がバクバク言ってる…気づかなかった…。
あ、そうか…緊張してたからそんなところじゃなかったんだ…
だ、だって息がかかるくらい近かったから…!夢斗の匂いがしたもん!って私は変態かっ…。